2015年6月28日日曜日

偶々628



夏よ鎌倉武士は本気で国を守つたんだ
異国調伏異国調伏祈祷の夏来たり
岩清水八幡宮般若心経三十万巻の夏
北面武士ら夏心経三十万巻読了す
莫煩悩驀直去驀直前進国難の孟夏 






2015年6月27日土曜日

偶々6.27



山の手をみくだしをりぬ花石榴(代官山にて)
ぶだうすいむらさきのこる空の壜(里山辺ワイナリーにて)
からからと晴雨計まはりろくぐあつじん
桃の葉をつんでゆふべに湯にはいる
梅の実も杏の実も落ちてゐる

むらあをくやぶかんぞうがうかびをる
梅雨青葉三脚おもたく測量士
蓼の雨真鍮にぶくひかるかな
白い蝶横切り古美術商もんどりうつ
夏至祭やなすことなくてもざわめく胸

時宗がたたききつたる青葉闇
炎暑かな異国警固甦らずば又如是(またかくのごとし)










2015年6月14日日曜日

偶々614.2


落梅は落人のごと日のくれる
にちやうのゆふぐれJWAVEでくれる
八幡太郎夏おほまたで常陸越へ
八郎は八幡太郎の由八幡平
義篤の八幡太郎血になりぬ
はげしさは龍が棲めし巫女なりし
友鮎やいつまでもいつまでもまずしけり
其の森の森の奥のざわめく奥常陸
修験蔵すやその峰の向こふ夏の雲
妻を縁切るとはおまへは夏の特攻隊か

遇々6月14日


隠れしは何ひめじよおん群れ咲く捨て野に
今元寇打たむ夏かまくらがよみがへり
三井寺や血をよびさます風ふかむ
もくりこくりののろひ解さしむ大暑かな
     (対馬では、蒙古高麗をそう呼んで恐れた)
はなざくろ榴々ふとし幹のうへ
駄菓子屋の眼の薄笑ふ梅雨に入る
   映画「Foujita」に   
えそんぬぶいりえるばくる村は小屋の美学
蕗の葉も螺旋で開ひてをりにけり
黄梅や万に似て切れし縁もあり
ひるがほに田水落としの音ばかり
花鯛をわいんととまとで煮たるかな      
   (桐島かれんさんのFBの料理より)
覚悟もせず結界こへて炎暑かな
金蔵すやまなみあをく霞みゐて  

2015年6月5日金曜日

偶々6月5日 



ろくぐあつの風に剥げおつ胡粉かな
あおももや白磁の壷もあをみけり
れもんしぼるろくぐあつの夜もありにけり
夏夜肌さらしてをれば異人のきみにあへる

あおももや恋のる・しにゑ感じをり
みづいろとぐんぜうとけあふろくぐあつ光
なつぐみの酸ゆるがままにまづしけり
さういへば書庫ばかりの日々だつたどくだみさう
もてるもの花鋏のみ首夏かな

こふるほどひととほのける首夏かな
もてるもの花鋏のみ首夏かな
しにゆけるひとひそんでをりぬ蛍ぶくろ
ろくがあつのよあけにきみのけはひあり
わたくしのぷりまべいらやすみればな

晴雨計からからなりてろくぐあつじん
新生姜かれいのにつけあまさかな
あおももやあなたのとなりここちよさ
銀の皿ににどくだみさうをいけにけり
わがうそをかくすどくだみそうののみちかな
晩春のぱすてるあうらまじわるすこしうへ

ごんどらのぱすてるすてられてあり晩夏かな
あるまいとの弁当箱ろくがつ光はねかへす
いつすんほど浮ひてぱすてるまじはへり