2016年4月22日金曜日

門井掬水



鏑木清方の弟子、
門井掬水(明治19-昭和51)の美人画。
花賈娘だが、
色遣いが春から夏にかけてらしく、さわやか。











2016年4月17日日曜日

偶々0416


  偶 々

傳説の 義家櫻 實になりぬ
夕野良や 野蒜の塊の しろき食む
蔬(くさびら)喰ひ 夏雲ならん 巌(いは)の古道
茯苓(ぶくりやう)を 喰らひ呪禁者(じゆごんしや) 山隱る
木食の 透きゆきにけり 葛衣(ふじごろも)












2016年4月10日日曜日

ねもふぃら


千波湖畔で、ネモフィラが咲いていました。
青について、いろいろ調べているうちに…。 


  偶 々

あをたへの ねもふいらのはな 咲きゐたり 
地に臥して たましひあをに 祓はるる
靡(なび)きあふ 此のあをの中 行き倒らむ
はるのその 異界よりあを あふれをる
       (古語に、あをは他界との出会いを意味するとか)
はいんりひの あをきまぼろし 丹生の鉱山に
はるはみな 楕円形なる ひなかじう




















2016年4月1日金曜日

抱一の銀、龍子の銀。


玉蟲敏子「都市の中の絵」によれば、
琳派の酒井抱一は、「銀の美学」だという。
抱一の美意識の本質なのだという。
「銀」は詩語において、月の暗喩なのだという。


月の微光と浮かび上がる草花-。
「夏秋草図屏風」、「紅白梅図屏風」に造形されている総銀地は
月光の暗喩を表現できたものだ。
抱一の銀は、晩年まで持続したそうだ。


「雲気月色之状」。
川端龍子は、この短冊を銀地にした。
青い梅の実を、月光の中に浮かび上がらせているのか。
龍子の短冊にあらわれているのは、中世大和絵までさかのぼるのかもしれない。